やっと給湯器が直りました。10年ぶりの銭湯は思ったより気持ち良かった

。これからたまには行こうと思ったけど、実際は中々行かないんだよな~。

さて、続きです。まずはパステルワーク。私はピグメントではなく、ヌーベル(NOUVEL)のパステルを削って使います。理由は入手しやすいことと価格が安いこと。特に扱いにくくもないからです。アクリル溶剤でパステルの粉を溶いて筆で描いていきます。粉状なので、すす汚れやほこり、サビや泥汚れの表現に向いています。足元に黒、茶色、こげ茶、砂色のパステルをまぶしていきます。ある程度乾いたら綿棒などで余計なパステルをふき取ります。パステルも楽しいので、やり過ぎ注意ですね。

同じくマニピュレーターや袖口も汚します。汚れの激しい場所と全体のバランスをとるために、全体に軽くパステルをまぶします。この場合、アクリル溶剤は必要ありません。乾いた筆でこすり付ける感じです。下地がつや消しの場合、定着してしまい、あとでとれなくなることもあるので、やり過ぎ注意デス!次は排気口のサビ表現です。これはレッドブラウン系で下地塗装しておき、すす汚れの黒や浮いたサビのオレンジなどで描いて、ふき取って、を繰り返します。青サビもほんの少し足してあげると表情が出ると思います。参考になるのは本物のサビですね。外を歩けばいくつか見かけるはずなので、写真撮ってくるとイイかも。動力パイプの塗装もすべてパステルです。動力パイプは金属スプリングなので、比較的簡単にサビ表現が可能です。

グリルの塗装です。グリルはキット付属の金属メッシュをそのまま使っています。ジャーマングレーで下塗り後、すす汚れを黒パステルで、サビを茶パステルで描いていきます。強めにすすだらけに汚した上から、タミヤ・ウェザリングマスターの白で冬季迷彩を描いていきます。ここだけ迷彩と汚しの工程を逆にしているのは、その方がコントロールしやすそうだったからです。以上でパステルワーク終了。油彩で油ダレ等を軽く描きこんだら、本体の塗装は終了です。

次はフィギュアの塗装です。まず、下地をアクリル塗料でおおざっぱに塗り分けます。陰影もいりません。その上に油彩で描いていきます。少しずつ暗い色を置いていき、きれいな筆に溶剤だけを付けて、際をぼかしていきます。これをブレンディングと言います。油彩は乾燥に時間がかかるので、ブレンディングしやすく、綺麗なグラデーションが描けます。暗い色を調色する場合気をつけたいのは、黒を混ぜないこと。彩度が落ちて死んだ肌になってしまいます。人間の肌には動脈の赤が透けて見えていて、かなり彩度が高いので、常に鮮やかさはキープしてください。ただ、同じく動脈も走っているワケで、若干ブルーやグリーンを差していくとリアルに仕上がります。この辺は自分の顔を鏡でよ~く観察して色を置いていくと良いと思います。

モデルが白人(鼻が高いもんね)なので、寒いとほっぺや鼻がすごく赤くなることを意識して表現してあります。油彩はじっくり取り組めるので、何度も何度もやり直しているうちにイイ感じになってくると思います。ただし、何度も言いますが、彩度はキープしておくこと!アーマーモデリング2006年2月号フィギュア特集のDVDが非常に参考になります。私はパット・スタンセル氏の技法を参考にしました。彼は簡単そうにやりますが、こうはうまくいかないです(笑)。興味のある方はバックナンバーを探してみるとよいかと思います。

さて、肌がそこそこ描けたら、ひげあとを青っぽく塗りますが、これはごくごく控え目に。分かるか分からないか、くらいでちょうど良いと思います。帽子や服も同じように描いていき、最後にヘッドホンコードを追加します。これはドイツ軍にならって赤にしようかとも思いますが、浮いちゃうのでやめました。熱帯塗装なんかの暖色が多い構成だと、アクセントになって良いと思いますね。これでフィギュアの塗装は終了です。油絵の具を使えば、思い存分試行錯誤できて楽しいですよ。

ハンズでベースの素材を探していたんですが、ちょうど良いサイズのデコパージュが無かったんですね。どうしようかなと思っていたら、天然木のコーナーが目に止まって。雪山がテーマなので、針葉樹っぽい天然木を使うことにしました。1個だと寂しいかな、と思い、2個重ねました。地面は紙粘土で作り、鉄道模型用のスノーパウダーをふりかけています。ちょっとストーリーが欲しかったので、バンドデシネには出てこないのですが、複製して余っていたSAFSのレーザーを落としてみました。こいつの塗装は超適当です(笑)。賞味1時間くらいでパステルまで終わりました。
製作記はこんな感じです。今回はAFVで使われる技法を多用したのですが、横山賞をいただき大変驚いています。やっぱり写真が良かったんじゃないかな~。今、WAVEのAFSを製作中なのですが、そちらはヨ式に近い技法を使うつもりです。
途中写真があまり残っていなくて、説明文が長くてごめんなさい。もし質問等あれば、コメントを残しておいてくれると大変喜びます。では、次回は
ましーねんおじさんリクエストのスキンヘッドの塗装について書いてみたいと思います。

BGV:Gyaoよしもと∞ 「ブラックマヨネーズの90分」
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